この世の真理を探究すると、目障りであり耳障りな事がしばしばあり、いかに自分自身が不都合な事に対して誤魔化しているかが解る。 自分にとって都合の良いモノだけ取り入れて、不都合なモノは自分の中に入れない様に努める。これが人の性でもあるのだが、この性のお陰で、お釈迦さまの到達された心理は消えゆこうとしている。 この様な人の性を知った上で、お釈迦さまは自分自身が到達した生きる上での心理を衆生に伝える為にしばしば方便を使われた。 方便とは真理を伝える為に例え話を用いたり、架空の話をしたり、時に真逆の事を用いる事です。じゃぁ嘘じゃんとなりますが、嘘と方便の違いは、 自分の為にする偽りを嘘と言い、人の為にす…