こんにちは。きのひです。 「風鳴(ふうめい)の剣」 風野 真知雄 著 を読みました。 2008年2月20日 第1刷発行 2009年11月11日 第11刷発行 南町奉行所の見習い同心である福川(ふくがわ)竜之助は熊と呼ばれていた男と対峙しています。 福川はすでに熊の仲間二人をたおしている。 福川の剣は「風鳴の剣」 剣の刃が風をとらえてひゅうう、と鋭く悲しげな音を響かせます。 「剣に仕掛けがあるのですか」と熊が訊きました。 「風をとらえると刃の波紋と刃に刻んだ葵の隠し紋が音を立てるのさ」 「舟は風に向かって帆を立てると前に進むんだってな」 「この原理を使ったらしいぜ」 そういえばヨットは向かい風で…