転職活動の二次面接で、現場のエンジニアリーダーと話す機会があった。その中で強く感じたのは、優秀な人ほど「答えがわかっている側の論理」で語る傾向があるということだ。 もちろん、それが悪いわけではない。むしろ職場においては正論であり、能力さえあればだが、再現性のある有効なアプローチだ。だが、実際にそれができなくて困っている人にとっては、「こうすればいいのに」という言葉は、ただの突き放しに聞こえることがある。できないから困っているのであって、理屈をぶつけられても、前に進めず心が折れるだけのことも多い。 これは、筆者自身も日常でついやってしまうことだ。特に家族や身近な人に対して、「損をしてほしくない」…