師なるもの 木が朽ちれば、そこに根を張る若木があります。大木であれば、たくさんの若木がその朽ちた幹を踏んで育つことでしょう。どの世界にも、「心と技」を受け渡してくれる先生がいます。偉大な師ほど、自分を踏みつけて伸びていく後輩を、いつも待ち望んでいるものです。また、そのような師だからこそ、たくさんの優秀な生徒を、育て切ることが出来ます。 もっとも駄目な先生は、生徒の卒業を喜ばず、ずっと依存させるように仕向ける先生です。依存させると金品などを運んでくれるからですが、魔境に堕ちた先生は確信犯となって、そのように生徒を囲(かこ)っていきます。 麻原彰晃というオウム真理教という教団を作った犯罪者がいまし…