入管法の改悪をめぐって唯一良かったことは、日本の難民認定率がなぜあそこまで異常に低いのか、そのカラクリがわかったことだ。 先進国で比較的に低いフランス(だいたい20%ほど)に比べてさえお話にならないほど低い(0.6%ほど)。 改悪後の入管法でも難民認定率さえまともなら別に問題ないとさえ言える。極端なことを言えば、難民認定率が100%なら、3度しか難民申請できなくても何の問題もなくなるから。 つまり、問題の核心は難民認定率の異様な低さで、それは、国連の委員会から「10年以上に渡り指摘されてきた」と日本を名指しで非難されている問題だった。 今回明らかになったカラクリは、難民を認定しない審査官に、優…