八田與一は日本統治期の1920年代から30年代にかけて、台湾中南部に大規模な灌漑施設「嘉南大圳(かなんたいしゅう)」を建設した台湾総監府の日本人技術者です。 近年になって「八田與一の物語」が語られるようになってきました。 目次 八田與一の経歴 八田夫妻の最期 台湾を愛した日本人 「八田物語」日本と台湾 日本で語られる八田物語 台湾で語られる八田物語 まとめ 八田與一の経歴 八田與一は、1886年石川県金沢市に生まれました。 東京帝国大学工科大学土木工学科を卒業後、1910年に当時日本の統治下にあった台湾に台湾総監督府土木部技手として赴任します。 台湾ではダム及び灌漑施設建設の指揮をとります。 …