岩倉具視 言葉の皮を剥きながら【電子書籍】[ 永井路子 ]価格: 570 円楽天で詳細を見る 公家というには余りにもふてぶてしい面構え、刺すような眼光。一癖も二癖もありげだが、いかにも貧相な小男で人柄がせせこましい・・・・ 品川弥二郎は「こんな男と組んでいいのか」と思った。 しかし話し始めると饒舌で、無駄な話は一切しない。理路整然と国家改革案を語り出し、計画実行のための具体案の緻密さと深慮遠望には感服した。 *岩倉具視。新札に変わったタイミングですが、肖像画どころか、今では500円札を知る人も少なくなったことでしょう。 岩倉具視は厳然たる階級社会の朝廷で、家格は驚くほど低く、また幕末の潮目に乗…