中国南宋の張九成によって著された儒書。宋代の刊行本が唯一、京都東福寺に現存している。端麗な宋版の実例としての書誌学的価値から、国の重要文化財に指定されている。 忘れられた書物、日本に渡る 注目されなかった為に 参考文献 忘れられた書物、日本に渡る 『中庸説』の著者張九成(号は無垢)は、南宋に仕えた官僚。学者としても知られ、その思想は儒教と仏教を融合したものであったとされる。1159年(平治元年)に没し、死後に崇国公に封じられ、「文忠」の諡号を賜った。 張九成について『宋史』には「九成研思経学、多所訓解、然早与学仏者遊、故議論多偏」と記されている。張九成が経文を学び多くの解釈を行ったと評価される…