北海道の鉄道保存車両

D51-27は戦後、昭和24年（1949年）に旧ソ連（サハリン州鉄道）に輸出された30両のうちの1両で、引退後6両 (1、2、23、25、26、27) が帰国しました。製造は5社で行われ下記のようになっています。 ・日本車輌製造（7両） : D51-1 - 7（製造番号1512 - 1518） ・川崎車輛（7両） : D51-8 - 14（製造番号3170 - 3176） ・日立製作所（6両） : D51-15 - 20（製造番号2032 - 2037） ・汽車製造（5両） : D51-21 - 25（製造番号2576 - 2580） ・三菱重工業（5両） : D51-26 - 30（製造番号…

中標津町の郷土資料館前にあるC11 209号機です。 以前（2019年12月）に行ったときは冬期ですので冬囲いされていて、また今度機会があったら再訪だと決めていました。 あれから約5年やっとこさ再訪です。 殆どの期間を静内機関区で活躍していたのですね 前照灯は2個でカニ目仕様です。 スノウプラウは片押し式です 露天なので下部の腐食は仕方がないよね・・・ こっち側のキャブはボロボロですね 後照灯もプレートも残っています www.moiwa-orosi.com

8700形蒸気機関車は1911年（明治44年）に鉄道院が英国から輸入したグループ12両（8700 - 8711）と、1912年（明治45年）に国内発注（汽車製造）したグループ18両（8712 - 8729）に別れ、全車とも性能の低い飽和式ボイラーが搭載されており、本形式は同時に輸入された他形式群（過熱式ボイラー搭載）と性能の差が大きかったため、1921年（大正11年）から1924年（大正13年）にかけて国産機を含む全車が浜松工場で過熱式に改造されました。 8722号は当初仙台鉄道局配属であったが札幌鉄道局に移って倶知安の配置となり岩内線、京極線で混合列車の牽引に使用。1947年（昭和22年）時…

釧路市幸町公園にあるC58を訪問。 屋根付きで定期的に整備されているようでキレイなのです。 1939年（昭和14年）1月19日に汽車製造大阪で作られ、室蘭機関区に配属された後に1943年（昭和18年）釧路機関区に転属後は最後まで釧路で活躍した機関車です。 1954年（昭和29年）8月14日には昭和天皇皇后両陛下の戦災復興状況御視察（御巡幸）におけるお召し列車を牽引しました。 1972年（昭和47年）8月5・6日には釧路～帯広間のさよなら運転を最後に引退し、釧路幸町公園にて保存されることになりました。 www.moiwa-orosi.com

雨竜郡沼田町クラウス15号蒸気機関車クラウス15号蒸気機関車は全長7.90m、全高3.62m、全幅2.50mの小型蒸気機関車で、国鉄での形式名は国鉄10形蒸気機関車。明治22年(1889年)にドイツ・ミュンヘンのクラウス機関車製造所で製造され、九州鉄道（明治40年（1907年）に同鉄道が国有化）、日本国有鉄道（大正14年（1925年）廃車）で活躍しました。 大きさが手頃で高性能な本形式は廃車後も多くが民間に払い下げられ、15号も建設工事用に東京横浜電鉄（東急東横線の前身）に譲渡され工事の完成後は、昭和6年(1931年)に北海道留萌鉄道(沼田町)で石炭運搬等に使用、更に明治昭和鉱業所(沼田町)の…

北海道上川郡新得町の旧新内駅跡には、9600形59672号機が旧狩勝線ミュージアム内に露天保存されており、国鉄特急寝台客車(20系)３両が連結されてカッコいいのですこれが。 なんか昔、サホロリゾートが狩勝高原という名前だった時代に、SLホテルとして営業していたような記憶があるのですがどうだったかな？ 今回訪問して感じたのは、やはり露天の宿命というかかなり腐食が激しくてSLのボイラーやシリンダーも底が抜けていて、客車の方も結構傷みがありますね。 それでも定期的に維持し、大事に保存しようという姿勢には頭が下がります。 沿革は現地看板から 大正11年（1922）5月31日 川崎造船所兵庫工場製造昭和…

北海道河東郡鹿追町にある緑町交通公園（旧鹿追駅跡）には8620形蒸気機関車の北海道拓殖鉄道8622が保存されています。 北海道拓殖鉄道が自社発注した機関車で、1928年（昭和3年）に汽車製造で2両（8621 - 8622号機）が製造され民鉄向けに製造された唯一の8620形です。（8620形としても最終製造に近い） 納入から北海道拓殖鉄道のみで活躍し8621号機は1960年7月に廃車解体、8622号機もその後廃車され、鹿追駅跡に保存されています。 状態としては煙室ハンドル・前照灯・後照灯・各種計器類・ハンドル・社標などが盗難にあったのか欠損しており残念です。 ちなみに北海道内の8620形は音更に…