反粒子でできた物質。
陽子と中性子と電子で作られている正物質に対して、反物質は反陽子と反中性子と陽電子でできている。
物理的な性質は正物質と変わらないはずだが、正物質に溢れた地球上では対消滅を起こしてしまうので事実上存在し得ない*1と考えられる。
なお、宇宙論的には正粒子と反粒子は同量が生成されるはずなので、正物質と反物質も基本的には同量存在するはずだが、現実の宇宙はほぼ正物質だけでできているように見える*2。このことは大きな物理学上の課題となっており、CP対称性の破れを答えの糸口と見て、様々な研究と実験が行われている。
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