司法権は、裁判所だけがもっている。 裁判が公平に行われるためには、裁判所や裁判官が、国会や内閣から圧力や干渉を受けないことが必要になると考えている。 これを、「司法権の独立」といい、三権分立の1つとしている。国家権力の暴走を防ぐために、戦後、日本は「三権分立」体制を確立し、立法(国会)、行政(内閣)、司法(裁判所)が、互いに権力の行使を監視する役割を果たしている。 しかし、民意がどれだけ反映されているかとの視点で考えた時、裁判所が一番民意が反映されにくい機関で、国民から見ても閉鎖的な場所に映ってだろう。立法は、国政選挙により民意が反映された人物が国会議員に当選する仕組みになっており、行政は、国…