J-WAVEに本作のプロデューサーの柳井康治氏がゲストで登場した時、この映画を作るきっかけを知った。遡ること、2020東京オリンピック前、おもてなしの日本を具体化するために渋谷にアートな公衆トイレを作るプロジェクトが立ち上がる。そのトイレの周知も必要だが、それをきれいに使ってほしいと言う願いもあり、ショートフィルムでも作ろう、みたいな話から始まったらしい。思いつきを相談した相手(=高崎卓馬氏)を間違わなかったようだ。そこから柳井氏の希望、まるで夢みたいな発想が、高崎氏によって昇華され、役所広司に出てもらって、ヴィム・ヴェンダースに撮ってもらって、こんな曲を使いたいなーが、あれよあれよ現実化して…