絵本の朗読にはキーボードを打ちながら涙が溢れてきた。 坂口幸弘。様々なものを失いながら生きる。喪失の連続。目の前が真っ暗に。死別は他人事ではない。身近な人の死に。長生きすれば多くの別れを。夫婦であればどちらかが伴侶の死を。同時に死を迎えることはまず無い。女性の方が平均寿命が長いなどで多いが。平成22年の国勢調査。女性の半数以上、男性の5人に1人が伴侶を亡くしている。夫婦が揃って老後を。死別で生じる悲嘆について。何を感じて何を思うか。何も考えられなかったりすることも。頭の中が真っ白に。葬式をどのようにしたかは覚えていない人も。悲しみという1語では説明できない。気が狂いそうなどの。表し方は人により…