夜空に泳ぐチョコレートグラミー

夜空に泳ぐチョコレートグラミー（新潮文庫） 作者:町田そのこ 新潮社 Amazon 初めて読んだ町田その子の本は 「うつくしが丘の不幸の家」だった。 うつくしが丘の不幸の家 (創元文芸文庫) 作者:町田 そのこ 東京創元社 Amazon 短編小説的でありながら 読み終わって、びっくりした。 物語の連続性と関係性とに度肝を抜かれた。 こんな小説、初めて読んだ、、と 自分の中で衝撃が走った。 その後、話題となった著者の本を読んだ。 「星を掬う」「52ヘルツのクジラたち」 星を掬う 作者:町田そのこ 中央公論新社 Amazon 52ヘルツのクジラたち 作者:町田そのこ 中央公論新社 Amazon ど…

たとえ1年でも生きていたら、様々な事態に遭遇する。 ２年５年、1０年とか３０年、５０年と年を重ねたら、幸不幸の経験値も上がる。 「親ガチャ」なる言葉があるように、自分では抗えない環境も存在する。 そして、一般的な普通の幸せが、継続することもなかなか難しい。 ず～～～っと、幸せは‥‥‥あるのかな？ 町田 そのこ著‥‥「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」 ‥‥「うつくしが丘の不幸の家」 初めてであった作品たちは、ほっこりするがテーマだった気がする。 探していたのは「夜明けのすべて」 著者が同じなら、同様のイメージが抱けるかもしれないと、選んだ二冊。 ほっこりよりも、深く染み渡った。 類は友を呼ぶ。斜…

今回は町田そのこさんの『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』を紹介します。 町田さんのデビュー作。 この作品に収録されている『カメルーンの青い魚』が女による女のためのR-18文学賞の大賞を受賞しています。 一年前に読んだ『52ヘルツのクジラたち』の感動を未だに覚えています。ふと町田さんの他作品も読みたいなと思い、よくみかけるこの作品を手に取りました。 目次 あらすじ 町田そのこさんの素敵なところ 感想 『カメルーンの青い魚』 『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』 『波間に浮かぶイエロー』 『溺れるスイミー』 『海になる』 最後に < スポンサーリンク > (adsbygoogle = window.…

著者：町田そのこ発行元：新潮社 夜空に泳ぐチョコレートグラミーのまとめ 夜空に泳ぐチョコレートグラミーを読んだ理由 夜空に泳ぐチョコレートグラミーで仕事に活かせるポイント 夜空に泳ぐチョコレートグラミーのあらすじ 夜空に泳ぐチョコレートグラミーの目次 夜空に泳ぐチョコレートグラミーの感想 夜空に泳ぐチョコレートグラミーのまとめ すごいな。一気に引き込まれる。この作品に描かれた世界は、自分の住んでいる街ではないが、それほど遠くに離れていない場所にある街だ。毎日の生活で感じるザラッとするような感覚というのか。そんなことあるよね、と思ってしまう。いや、ないのだけれど。それほど引き込まれる小説。すごい…

こんにちは。少しまだ暑い夕方に、テラスでパソコンを広げて書いております。 本日は、夜空に泳ぐチョコレートグラミーの感想文を書いていきます。 この本は、短編小説なのでまず1つ目の物語「カメルーンの青い魚」についての感想を述べていきます。 帰って来ない。いや、いつ帰ってくるのかわからない男性を待つのは本当に辛いこと。 第三者から見たら、いつ帰ってくるのかわからない男性を待つなんて、無駄なことだし、幸せからかけ離れたことだし、「正しくない」こと。 だから、いつ帰ってくるのかわからない男性を待つ女性は、哀しげだし、辛そうだし、不幸そうに見えて当然。 でも、カメルーンの青い魚では、いつ帰ってくるのかわか…

こんにちは。少しまだ暑い夕方に、テラスでパソコンを広げて書いております。 本日は、夜空に泳ぐチョコレートグラミーの感想文を書いていきます。 この本は、短編小説なのでまず1つ目の物語「カメルーンの青い魚」についての感想を述べていきます。 帰って来ない。いや、いつ帰ってくるのかわからない男性を待つのは本当に辛いこと。 第三者から見たら、いつ帰ってくるのかわからない男性を待つなんて、無駄なことだし、幸せからかけ離れたことだし、「正しくない」こと。 だから、いつ帰ってくるのかわからない男性を待つ女性は、哀しげだし、辛そうだし、不幸そうに見えて当然。 でも、カメルーンの青い魚では、いつ帰ってくるのかわか…

118.夜空に泳ぐチョコレートグラミー/町田そのこ あたしたちはこの広い世界を泳がなきゃいない（p.99） 夜空に泳ぐチョコレートグラミー（新潮文庫） 作者:町田そのこ 新潮社 Amazon ここじゃないどこかへ行きたいと願う気持ちに揺れ動きながら、今立っている場所で懸命に生きていく人々の姿を描いた、町田そのこの連作短編集。 最初に言っておくと、めちゃくちゃ好きだった。 ここ最近読んだ短編集で一番。タイトルも素敵。 理不尽に起こる出来事に耐えながら、狭い町の中で密やかに成長していく少年少女の姿を描いた表題作を始め、他4編も決して幸せいっぱいな日常が描かれるわけではない。 今立っている現在地で誰…

おはようございます☀ 先週末は記録をサボってしまいました・・ 先週末はPTAバスケ部の区大会（優勝できました🏆️）、社内イベントがあり、 昨日は長男育成室にてお楽しみ会、歯科通院（私の歯科健診＆クリーニング）があり忙しくしております。 ギャラリーからバスケを見る次男三男 きらサポクリスマス会🎄 一昨日は夫の会社の忘年会に参加しました🧸 家族連れOKでだいたい会議室開催、中学生のママ社員の方がキッズスペースやお菓子の準備、ケーキまで出してくれる（元パティシエ）🧁🫶 良い会社！！ というわけで2週間分ですが、今回は3冊です📚️ もう少しゆっくり本を読みたいよー（心の声） 「夜空に泳ぐチョコレートグ…

52ヘルツのクジラたち (中公文庫 ま 55-1) 町田そのこ 中央公論新社 (2023年5月25日発売) 52ヘルツのクジラたち 町田そのこ 文庫 ノーブランド品 Amazon f.2024/9/25 (2024-79)p.2023/7/3 from amazon site 「わたしは、あんたの誰にも届かない52ヘルツの声を聴くよ」 52ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一匹だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。そのためこの世で一番孤独だと言われている。自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれる少年。孤独ゆえ愛を欲し、…

2024.9.7（土） 今日はAの誕生日。おめでとう！いつもありがとうな、友よ。 今日は少し長めに寝ようかね、とうとうとしていると4時頃に愛猫に起こされる。｢貴様…｣と思ったけれどベッドに飛び乗って私の布団をふみふみする様が可愛かったので即許した。 洗濯などをして朝散歩。日の出がゆっくりになってきた。もう一生夏なんじゃないかと思うくらい暑かったのに、季節が確実に変わって行っていて驚く。帰宅して、町田そのこ｢夜空を泳ぐチョコレートグラミー｣をパラパラ再読。Aがプレゼントしてくれた、町田そのこさんを好きになるきっかけになった本。 ずっと放置していた巨大かぼちゃの調理に着手。でかすぎて絶対食べきれな…

久しぶりに外出をした。暑かった。めっちゃ汗でた。道きかれるし。びっくりした。帰り道、気になってるバーによってこうと思ったのだけど、思ったよりはやく用事が終わってしまったので直帰。でもそれでももたなさそうで、道中のコンビニでアイスカフェラテを買って帰った。普段は青いコンビニのアイスカフェラテなのだけど、青いコンビニがない方のルートを通ってしまったのでオレンジのコンビニへ。青いコンビニの方がおいしいということがわかった。今度緑のコンビニも試そうと思う。 昨日の夜くらいから町田そのこの夜空の泳ぐチョコレートグラミーを読んでいる。52ヘルツのクジラたちもすごく好きだったが、これもすごく好きだ。今度町田…

こんにちは。子なし妻のすーです。毎日、生産性なく過ごしています（・∀・） 毎月読んだ本を公開し、その中のおすすめ本を紹介しています。 2024年6月は14冊の本を読みました。 こちらの全14冊です。 その中で読んでよかった☆4と☆5の本を紹介します。 1.「ゆるく考えよう」ちきりん著 2.「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」 町田そのこ著 3.「暮らしの民藝 選び方・愉しみ方」 萩原健太郎著 4.「15秒から始めるウケるスマホ動画入門」 戸田覚著 5.「もう一人、誰かを好きになったときーポリアモリーのリアルー」荻上チキ著 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || …

【夜明けのはざま】を読んでから、【52ヘルツのクジラたち】を読みたいと思い図書館で借りてきました。 同じ時期映画化され、ますます興味が湧いた本でした。 日々のニュースや物事に対して人の感じ方ってどれだけのズレがあるのだろう? そう思ってしまいます。 価値観とは? 多くの小説を読む事で、人の気持ちを理解したいと思っています。 52ヘルツのクジラとは 52ヘルツのクジラたちのあらすじ 町田その子 【52ヘルツのクジラたち】の登場人物 三島貴湖 岡田安吾（アンさん） 牧岡美晴 少年 村中 新名主税 琴美 品城 さちゑ 【52ヘルツのクジラたち】のネタバレ感想 1：最果ての町に雨 2：夜空に溶ける声 …

「52ヘルツのクジラたち」は町田そのこの感動的な小説です。この作品では孤独と愛、裏切りと希望がテーマとなり、読者の心を揺さぶります。ここでは、その物語の魅力や著者について詳しくご紹介します。 52ヘルツのクジラとは何か？ 「52ヘルツのクジラ」とは、一風変わった存在です。これは他のクジラたちが聞き取れない音を出すクジラで、その特異な特性が物語の深い意味を象徴しています。 52ヘルツの周波数で鳴くため、他のクジラに聞こえない このクジラは「世界で一番孤独」と言われている 物語の象徴として、孤独や疎外感を意味する このクジラは、一般のクジラが発する15～25ヘルツの周波数とは異なる52ヘルツの高い…

年に100冊読む読書家が、ブックレビュー！ 今回の記事でご紹介するのは、2020年に発売された「52ヘルツのクジラたち」著者・町田そのこさんです。 この本は、こんな人にオススメです！ ・読書初心者さん ・感動したい人 ・深いテーマの本が好きな人 ・本を読んで気づきを得たい人 少しでも気になりましたら、見ていってください！ １，「52ヘルツのクジラたち」 町田そのこ 著（Amazonリンク） ２，あらすじ ３，感想（ネタバレあり） ４，まとめ １，「52ヘルツのクジラたち」 町田そのこ 著（Amazonリンク） 2021年の本屋大賞受賞作です！ 文庫版・電子版も発売されています。 また、2024…

新潮社の夏の文庫フェアの小冊子「新潮文庫の100冊 2023」で紹介されていた本の一覧。 冊子表紙にはイルカの背に乗るキュンタと「想像力の旅に出よう。」の言葉。

はじめまして、新３年生の平野です！ 慣れないブログというものに悪戦苦闘しながら書いておりますので未熟な部分もお許しください、、、。よろしくお願いいたします！ 2024年4月16日＆4月23日研究会報告 現代文学研究会では、4月16日、23日と2週続けてブックトークを行い、作品を紹介していただきました。 以下、紹介していただいた作品を掲載します！ 〇小説 向田邦子『隣の女』 川上弘美『三度目の恋』 九段理江『東京都同情塔』 梓崎優『叫びと祈り』 町田そのこ『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』 米澤穂信『黒牢城』 泡坂妻夫『煙の殺意』 辻村深月『のび太の月面探査記』 朝霧カフカ『文豪ストレイドッグス…

町田その子さんの初の単行本作品「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」読了。本屋大賞受賞作「52ヘルツのクジラたち」よりも3年前の作品で、緩やかな連作短編5作品が収録され、52ヘルツに似た匂いを持ち、これが町田その子さんの作風の原点かと思われる作品。 カメルーンの青い魚：サキコさんと啓太君は一緒に暮らす仲で、その関係は終盤に親子と分かり、即ちサキコさんはシングルマザー。今現在啓太君は12歳の中学生で、サキコさんのことをさっちゃんと呼んでいる。12年遡って、サキコさんとりゅうちゃんは、好き合う関係。でもりゅうちゃんは怪しい仲間と付き合っている不良。それでもサキコはりゅうちゃんが好きで愛しあって、りゅう…