私の病院だけかもしれませんが、股関節疾患の方のリハビリのカルテを見ると 「大腿筋膜張筋の過緊張が、、」 この文言がよく散見される印象があります。 果たして大腿筋膜張筋は本当に悪者でしょうか? 筋肉一つ一つには作用があります。 作用があるということはその関節運動をするときに必要な筋肉であるといえます。 ただ、同じ作用を持つ筋肉があると思います。 筋肉は単関節筋、二関節筋に分かれています。 この考え方が大腿筋膜張筋には重要です。 大腿筋膜張筋は二関節筋に含まれます。 ある文献では高齢者では二関節筋優位での姿勢制御を取りやすいと言われています。 このメカニズムは二関節筋の収縮にて多関節の剛性を高める…