無人駅。1997年、京津線の4両化に伴いホーム長を確保するため、浜大津方に向かって40‰の勾配がある地点に移設された。設置されたベンチはホームに対して傾斜がつけられ、騙し絵のようになっている。
□ 京津線[京都市営地下鉄東西線に直通運転]
上記京津線大谷駅に近接してあった、東海道本線の駅。
1879年8月18日、大谷−京都間の開業に伴い設置。この先に逢坂山トンネルがあり*1、その開通まではこの駅で折返し運転が行われた。1880年6月28日に逢坂山トンネルが竣工し、7月15日、大谷−大津(現・膳所)間が開業した。1921年8月1日、東海道本線の経路変更により大谷駅廃止。現在京津線の隣を走っている名神高速道路が、この東海道本線旧線の廃線跡である。
京津線の大谷駅は1912年8月15日開業なので、9年間は両駅が並存していたことになる。両線の乗り換えも可能だったというが、どれほどの乗り換え客がいたかは定かでない。
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*1:大谷町は逢坂山を京都市側に越えたところにあるのにまだ大津市という地点。