誰も ひとりじゃないんだよ・・ ② 今回、直江津つながりで、この「山椒大夫」の関連で思ってきたことを記したいと思います。 この森鴎外の作品は、教員現役時の国語授業の教材としてよく扱いました。「舞姫」「高瀬舟」などと並んで教科書に登場する機会の多い作品ですから、国語授業で親しんだ方も多いのではないでしようか。 同じ作品を題材として授業を構想するとしても、毎度同じ展開の授業をするわけではありません。生徒たちの興味関心や実態をとらえて、どんな切り口から作品に惹きこんでいくかを熟考します。児童生徒の姿をしっかりとらえたうえで教材研究をし、授業を構想することに努めないと、睡眠者多数の両者にとって辛い時間…