唯圓氏「KKの幼児退行と鶴巻派佞臣の相互浸透」論 について (一)「メタモルフォーゼ」――問題の所在 当ブログに掲載された「唯圓」氏(以下、「氏」と略す場合がある。)の「メタモルフォーゼ」問題に関する寄稿文(続編)「KKの幼児退行と鶴巻派佞臣(註1)の相互浸透」を読んで、私が学ぶことは多かった。旺盛な探究心にもとづく氏の「メタモルフォーゼ」問題についての点検は、反スターリン主義運動の前進をはかる立場にたつかぎり、歴史的な意義をもつ、と私は考える。それ自身が、直接的に反スタ理論の創造的発展を意味するものではないとしても、今日の「革マル派」(註2)の変質と対決し、その思想的=組織的根源を暴き出すと…