5-1.手段の目的化 中堅社員やときには管理職でもおちいってしまう、職場にはびこっている間違いの代表です。 たとえば毎月末に全社員の人数を部門ごとに集計して、全社月末付け要員一覧表を作成する、という仕事を担当するとします。この仕事の目的はなにかというと、第1に社員の人数という会社の全体規模をあらわす数値を基準となるタイミングを決めて測定する、ということで人数の時系列の変化が確認できます。 社員の増減というのは会社にとって、もっとも大きい固定費の増減ですから利益に直結しますし、仕事量に対して適切かというのも、仕事そのものの実行に関わることなので、とても重要です。また、社員が退職するというのは、組…