まもなく11年目の3月11日が終わります。 3月11日は何かのお祭りではなくて大切な人のための命日であり、毎年3月11日だけ東日本大震災を思い出すというものではない、と言われ続けてきたものの、それでも10年以上もの歳月が流れた今、たとえ3月11日だけでも被災地に思いを馳せ、未来のためにできることを模索することの意味は大きくなってきているように思います。 今日ご紹介するのは、「食べる宝石」とも呼ばれる特別ないちごのお話です。 migaki-ichigo.jp 宮城県の沿岸部、仙台よりも少し南に位置する山元町は、かつて栄えた養蚕に代わり昭和初期からいちご栽培が盛んになった地域です。 1960年代に…