1867〜1955。ジャーナリスト、文化風俗研究家、新聞雑誌研究家。 「滑稽新聞」「スコブル」など多数の雑誌や奇書を刊行し、反骨と風刺諧謔に富む奇人として知られる。 権力揶揄による入獄4回。
幼名「亀四郎」。亀は「外骨内肉」のため、改名する。つまりこれが本名である。なお、本人は姓の「宮」と「武」がともに権力を示すとして嫌い、「外骨」とだけ名乗っていた。
本日は小沢信男さんの祥月命日であります。(2021年3月3日没) 小沢さんは、俳号が巷児でありますので、巷児忌というのもありかなと、 当方などは思うのですが、しかし小沢さんの仕事を俳句の号だけで まとめてしまうのもどうかなです。それじゃなにか思いあたるものはある かなと思いながら、亡くなって早くも五年が経過です。 昨日は坪内祐三さんの「酒日誌」に登場する小沢信男さんを話題にして いたのですが(「酒日誌」は、他の場所にも何箇所か小沢信男さんが登場 しています)、本日は小沢信男さんの遺著となった「暗き世に爆ぜ」に収録の 坪内さんの追悼文を読んでみることにです。 暗き世に爆ぜ――俳句的日常 作者:小…
今日の見出しを、はじめは「大先達」とした。おこがましいと思いなおして「別世界」とした。 小林勇の回想録や随筆集を、面白がって読んだ時期があった。岩波茂雄の片腕にして娘婿、そして岩波書店の会長だった人だ。平民視線で申せば、岩波新書という形式を発明した人であり、岩波映画を設立した人だ。岩波茂雄の傑物たるを語り残した逸話は多いが、小林勇もまた豪傑の誉れ高い人だ。岩波茂雄の伝記も著している。 退職しての晩年は山荘に独居して、厨房や日常茶飯の明け暮れを綴った随想を残した。その分野の愛読者も多いことだろうが、私はやはり、現役時代に出版人として接した、多くの傑物著者たちに触れた人物回想録が、もっとも記憶に残…