「社長、原稿の締切、昨日でしたよ。」 この一言で血の気が引いたことのある方、いらっしゃいませんか。ご安心ください。たぶん、全国にかなりの同志がいます。 社内報、会報、会員向けのお知らせ文。そういった文章は、たいてい担当者が社内のあちこちに声をかけて寄稿を募ります。 「ひとことメッセージでいいので」「簡単な近況だけでかまいません」 ……という前置きがついてくることも多いものです。が、依頼された側はその「ひとこと」に詰まってしまうのです。 気の利いた内容が浮かばない。書き始めても言い回しが固い。忙しい日々のなかで後回しにしているうちに、締切日が過ぎていて……。 こういう事態に陥ると、担当者の方も焦…