自分の本業は これだと 堂々と言える すごい すごいことだ 若くして みんなが憧れる職業 そこには甘い陶酔なんて無くて その職業がいかに大変で どれだけ力を使うか にじみ出てくる文章だった 小学校六年生の私には 夢が無かった 将来の夢という概念が無かった 卒アルのため 『将来の夢』を書かなければならず えっ 将来に夢って持たなきゃならないの? と驚愕した 余計な質問のせいで その後の自分は自分で決めた夢に苦しむ そんなん適当なこと言っといて無視すれば良かっただけなのだが それか正直に「無い」と言っておけばよかった 私は『今』が楽しかっただけだ 『今』だけで充分幸せだった 不満は無かった 令和に…