本日初日。 席数138の【CINE3】の入りは九割ほど。 時は大正。日本の特務機関で訓練を受け引退するまでの短い期間に吉良邸に討ち入った浪士の数ほどを殺した名うての暗殺者が居た。 『リリー(綾瀬はるか)』と名のる彼女は、しかしもう十年もなりを潜めている。 一方、屋敷に暴漢に押し入られ、使用人は惨殺、なんとか魔手から逃げ延びた少年がいる。 彼は別れ際の父親の「玉ノ井の『小曾根百合』を頼れ」との言葉に従い東京を目指す。 その二人が出会ったことで、物語が動き出す。 護る者と護られる者の逃避行。ただ、あまりにもありきたりのプロット。 その背景は様々も、過去から何度も繰り返されて来たお話で新鮮味はまるで…