先生を欠きノノミが人質になってしまったため、またしても一人で解決しようとするホシノの話。 執務室が爆破された先生だがプラナにより庇われ一命を取り留めるも意識不明の状態になってしまう。 先生を欠いたネフティス家との会談では、彼らにとって都合の良い条件ばかり提示される。 ホシノたちはユメ先輩が契約した鉄道利権を手放さず継承する方針を取りたいがそうは問屋が卸さない。 ノノミが人質とされてしまいネフティス家の計画通りに踊らされることになるのである。 ホシノは自分一人で罪を背負い、アビドス高校のことは後輩に繋げればそれで良いと死地に赴く。 対策委員会メンバーは力ずくでホシノを止めようとするが、逆に全員返…
金融資本による経済的従属支配を通した植民地化。土地は接収され金利は爆上げ、完全に詰んでしまった話。 カイザー社は元々アビドス砂漠に眠るという宝物(=「ウトナピシュティムの本船」)に目を付けていた。 そのためあくまでも「合法的な」手段として砂漠化に悩むアビドスに融資を行い、土地を接収していった。 真相に気付いた対策委員会メンバーがオアシスの調査に赴くが結果として金利を釣り上げられてしまう。 来月の利子は払えそうにもなく完全に詰んだ状況なのだが、あくまでも先生は具体的な方法を示せない。 それでも「みんなで」やれば何とかなる的な思想を持つ先生は性善説を取るユメ先輩を思わせるものであった。 だからこそ…
自分たちが返済した借金の利息が自分たちを潰すための資金として流用されていたことを知る話。 アビドスは砂漠化により衰退し、借金塗れとなった結果、闇金に手を出し負のスパイラルに陥った。 カイザーの狙いは資金の回収ではなくアビドスにある「ウトナピシュティムの本船」であった。 そのためアビドス学園を潰そうとしてチンピラ組織に資金を流してホシノたちを襲撃しているのである。 だがそれは二重の罠であり、ゲマトリアの黒服の狙いはホルス神であるホシノ個人にあった。 借金が永遠に返せず磨り潰されるだけである命運を知ったホシノはまんまとその罠に嵌ってしまう。 ホシノは大人である先生も、仲間であるはずの対策員会メンバ…
小鳥遊ホシノの過去における重要な要素「アビドス砂祭り」の伏線が張られる話。 ホシノは「おじさん」を自称しいつも気だるい気でサボり魔に見せかけ昼行燈を気取る少女。 だが眠そうなのは病気だからと推測されており過去のトラウマに苛まされている。 ホシノは大切な先輩を亡くしているわけだが「アビドス砂祭り」が大きく関係していた。 リゾート地において古部屋を片付けている時にホシノはそのポスターを見つけ感傷に駆られる。 ユメ先輩を亡くしてから今のホシノになるまで支え続けてきたノノミは目ざとくその異変に気付く。 ホシノが真面目にテキパキとBBQの準備をしていることもあり、ノノミは先生に相談しようとする。 だが後…