山雷頤 今回は特別企画「易経 六十四卦卦辞」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「易経 六十四卦卦辞」になります。 今回は「山雷頤(さんらいい)」です。 山雷頤 卦辞は「頤 貞吉 観頤自求口実」い ていきち おとがいをみてみずからこうじつをもとむ。 「頤」はおとがい、あごのことです。すなわち「くち」は栄養をとる、養う、養われる、を意味します、ただ「養う」だけでなく「人間的成長」なども含みます。 なるほど。 「頤」を見て口実を求む、は自分を養うもの、を見る、ということです、そして自ら求める、ということ、「山雷頤」は「成長する、養う」意の卦ですから、そこに向かうことが「貞(ただ)」し…