今年も真福寺貝塚の発掘調査の現地説明会に参加した。真福寺貝塚は、縄文時代後期前葉から晩期中葉(約3,800〜2,600年前)まで営まれた貝塚を伴う集落遺跡と低湿地の泥炭層遺跡から成る。さいたま市教育委員会は、平成28年度から毎年、発掘調査を実施していて今年で7年目。私が真福寺貝塚の発掘調査の現地説明会に参加するのは、4年連続4回目。この日は、川崎市の影向寺遺跡、市川市の国府台遺跡でも現地説明会が開催されたが、4年連続ということで、こちらを選択した。今年は、昨年に引き続き、西側の水辺の活動域に設定した南北2ヶ所の調査区をさらに掘り下げ下層を調査した。 北側の調査区。斜面上方は後期末葉から晩期初頭…