鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない(川上和人/新潮社) 著者は鳥類学者。この人の本は過去に4冊紹介しているが、タイトルに「鳥類学者」が含まれているのは3冊目。 今作は、鳥類学者としての日常のあれこれを綴った、エッセイ風の読み物。 ネタ元がわかったりわからなかったりする「おふざけ」が多いのはこれまでと同様。一方、無駄に多い脚注は、この作品では姿を消している。 いろいろな話題が取り上げられている。小笠原諸島の希少種の消長、鳥類学大会の運営、子供電話相談での質疑などが面白かった。 既存の生物が進化して河童になるとしたら、その最有力候補は何か、というような遊びもあるが、終盤にある島の絶滅に関する章…