1960年、埼玉県大宮市生れ。歴史学者(日本近現代史)。戸籍名・野島陽子。
桜蔭学園高校を経て、1983年、東京大学文学部卒、1989年、同大学院人文科学研究科退学。
山梨大学教育学部専任講師(1989年)、同助教授(1991年)を経て、1994年より、東京大学文学部准教授。
この間、1992年〜1993年、文部省在外研究員として、スタンフォード大学東アジアコレクション、ハーバード大学ライシャワーセンター訪問研究員。
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「戦争まで」(加藤陽子著、朝日出版社)を読んで、失望しました。 「太平洋戦争と日露戦争の相似」で示したような加藤陽子の道徳観の浅さは相変わらずですが、歴史の本質を見抜く能力の低さにも失望しました。 加藤は「アメリカが強気で出れば日本は戦争しないと考えていた人がいたように、日本も強気で出ればアメリカは戦争しないと考えていた松岡洋右のような人がいても不思議でない」と当時のアメリカの日本の軍事力の差を無視し、保守派が喜びそうな持論を展開しています。他にも、共産党の見解を陰謀論と吐き捨てるほどの加藤は保守派なのに、それでも日本だと革新的すぎると考えられるようで、2020年に日本学術会議の会員になること…
「それでも、日本人は戦争を選んだ」(加藤陽子著、新潮文庫)を最後まで読んでみました。この本は現在まで30万部を越えて売れているのですが、序章の著者の道徳観の浅さに失望して、そこから先を読まないまま、数年が過ぎていました。 この本は東大の歴史学准教授が栄光学園の生徒(栄光学園についての私の記事はこちらにあります)に2007年に行った特別講義です。それにしても、いくら中高生相手とはいえ、「子供のいる人妻と結婚する大変さというのは、みなさんにはまだ分からない世界でしょうが(笑)」、「(第二次大戦前にドイツや日本が台頭するのを防ぐには、イギリスはどうすればよかったか、の問いに、第一次大戦でイギリスが負…
やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君 晶子 [#地から1字上げ](嘘つき解散、4期12年) [#地から1字上げ](牧島かれん衆議院議員(神奈川17区) [#地から1字上げ](かれんだ、ルパン三世・石川五右衛門) 岩田明子氏が指摘 石破首相が「どんどん森山幹事長に頼っていく構図は強まっていく」 元NHK解説委員でジャーナリストの岩田明子氏が5日、読売テレビ「ウェークアップ」に出演し、石破茂首相の〝黒幕〟について明かした。 石破首相は衆院解散について当初は「野党と国会議論をしてから」としていたが方針転換し、早期解散を発表。意欲を見せていたアジア版NATO、日米地位協定の改定につい…
われわれは別にすべての女性政治家の味方ではないが、こんな考え方は成り立たないだろうか。来るべき解散総選挙の小選挙区に当たっては、有権者は、候補者の所属政党の如何を問わず、原則、その選挙区の女性候補者に投票する。仮にその選挙区に女性候補者がいない場合は、原則、有権者は女性候補者を「招かれざる客」として送り込む。そうすることで、われわれは、男性候補者 VS 女性候補者という、戦後初、いわゆる小選挙区での、絶体絶命的一騎打ちの構図を全国区的に演出することが可能になる。 [#地から1字上げ](橋下徹をぶっ飛ばせ・新党わさおの意見) [#地から1字上げ](祝誕生・ゲルたん紅白まんじゅう、おかめ堂) [#…
今現在、皇室の伝統に従わないで進歩するものが、将来、天皇になった時、どうして日本人の伝統を守るだろうと予言することが可能だろうか。 [#地から1字上げ](こんなん出ましたけど・保守点検新党わさお) [#地から1字上げ](祝誕生・ゲルたん紅白まんじゅう、おかめ堂) [#地から1字上げ](日本を守り、国民を守る!そして、日本を新しい未来へ) ――今回の代替わりをめぐる一連の社会的反響などをどう捉えますか? 「公共」と「官僚制」の二つを鍵として考えたい。上皇(前天皇)の言動に「反安倍政権」的な支持が集まったことは、日本社会で「公共」が壊れている表れと捉えるべきだ。 「桜を見る会」問題は、現政権の持つ…
論文を書くときに、方法論的なヒントになりそうなものを紹介します。 CiNii 図書 - 戦争の日本近現代史 : 東大式レッスン! : 征韓論から太平洋戦争まで ( 新書マップも参考) pp9-10「では、研究書を水割りしたような概説書や、逆に教科書を水増ししたような概説書が、なぜ問題なのでしょうか。たしかにそれらの書物は、歴史の「出来事=事件」については詳細に説明しています。しかし、そのような書物は、歴史には「出来事=事件」のほかに、「問題=問い」があるはずだと言うことに気づかせてくれないからです。」 P15「ある特定の時期にある特定の学問の領域で、急激な認識の変化が起こるのはなぜなのかと問い…
甲辰年八月廿三日。気温摂氏16.0/23.3度。曇時々雨(2.5mm)。 家人が自家用車(軽)のボンネットにカマキリがゐるのを見つけて、そろり/\と走り出すとそのまゝで、これならジャグワーに対抗できるかも、と。 本日、水府でこんなイベントあり(常陸山誕生150年)。常陸山生誕の地がある城東の小学校にて。一般市民枠の抽選には洩れた。主催者側の知己の話では大の里優勝と大関昇進決定で本日のイベントに参加予定の二所ノ関親方(稀勢の里)が水府に来られるかどうか案じたさうだが親方現れイベント終了後すぐに帰途についたさう。常陸山谷右衛門(明治7~大正11)は父が旧水戸藩士で河川運送と倉庫業を営んでゐたが事業…
この本は三部から構成されている。Ⅰ「太平洋戦争とは何かを考えるために」、Ⅱ「なぜ始めたのか、なぜ止められなかったのか」、Ⅲ「太平洋戦争を「読む」」、が三つの柱のタイトルだ。「物語」批判が大事だと考える文学者・奥泉光と、史料批判なしに歴史は書けないと考える歴史家・加藤陽子(著者)が、日本近代の画期をなした言葉や史料を読み解きながら対談を行った。 [#地から1字上げ](おわりに、二七七頁) [#地から1字上げ](この国の戦争・太平洋戦争をどう読むか、河出新書、2022年) Ⅰ部では、おおむね一九世紀半ばの幕末維新期から一九三一年の満州事変期までを対象として、採り上げた史料やその歴史的背景をまずは筆…
2024年7月24-30日 ・川上和人『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』 ・小松貴『昆虫学者はやめられない』 ・小林快次『恐竜まみれ 発掘現場は今日も命がけ』 ・川上和人『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』 ・加藤陽子『それでも、日本人は戦争を選んだ』 ・保阪正康『昭和史 七つの謎』 ・中村圭志『教養として学んでおきたい5大宗教』 以下コメント・ネタバレあり
こんな女に誰がした。 [#地から1字上げ](加藤陽子) [#地から1字上げ](映画・肉体の門、1964年) あの6人は排除します。 [#地から1字上げ](菅よしひで) 私は加藤陽子氏の本を読んだことはありません。 [#地から1字上げ](コロナに克って総理を辞めた男・菅よしひで) [#地から1字上げ](2013年・YBC読書感想文コンクール課題図書) [#地から1字上げ](加藤陽子、それでも、日本人は「戦争」を選んだ、2009年) * 小林 私は自民党以外が国家運営をしたら、日本は倒れると思っている。常に政権与党を担い、自民党総裁は総理大臣を兼ね、海外のトップリーダーと対峙しなくてはならない。そ…