1960年、埼玉県大宮市生れ。歴史学者(日本近現代史)。戸籍名・野島陽子。
桜蔭学園高校を経て、1983年、東京大学文学部卒、1989年、同大学院人文科学研究科退学。
山梨大学教育学部専任講師(1989年)、同助教授(1991年)を経て、1994年より、東京大学文学部准教授。
この間、1992年〜1993年、文部省在外研究員として、スタンフォード大学東アジアコレクション、ハーバード大学ライシャワーセンター訪問研究員。
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番組、ご覧下さった方々、ありがとうございます。 とても反響が大きくて、やってよかった〜と思っています。 収録が8時間だったと驚かれる方もいるようですが、 「普通です」というか、 映像作品を作るというのは、そういうものなのです、と申し上げておきたい。 私はドキュメンタリーも作っていますが、1年間取材することもよくあることですし、 映画では、200時間撮影して、2時間のものを作ったりしています。 ドキュメンタリーとトークを一緒にするな!というご批判もありましょうが、 通常の「100分de名著」でも、一話25分を撮影するのに、2時間近くかけてますから、 今回、特別収録時間が長かったわけではないです。…
あけましておめでとうございます。 演出番組が明日(1月2日)に放送になるのでお知らせします。 『100分deフェミニズム』 1月2日(月)夜10時〜 NHK Eテレ 出演は、上野千鶴子さん、加藤陽子さん、鴻巣友季子さん、上間陽子さん。 司会にバービー(フォーリンラブ)さんとNHKアナウンサーの安部みちこさんです。 企画を思いついたのは2019年の冬でした。 友人であり、力のあるディレクターの羽根井信英氏が『100分deナショナリズム』を作っていると聞いて、これは見なければ!と思いました。司会は稲垣吾郎さんでした。 放送は2020年のお正月。 新年早々、攻めてる番組だなーと思いながら、ナショナリ…
ブログを引越し、そして久しぶりの更新です。引越も更新も間が空いたのは、まず私自身の情けない体調のせいで、長いこと体調不良に苦しみ、僅かな仕事しかできなかったこと。今回はその病床で読んだ本の紹介です。遅れた理由はもう一つあって、憲法改正の話がちっとも進まないからだ。この政権は、思うに危ない遊戯を覚えた。何も憲法を書き換えなくても、好き放題、法律を作ることができる。近ごろの働き方改革、上水道、漁業、そして倍増といってよい防衛費を含む予算案。肝腎の改憲については、かつて「スケジュールありきではない」と彼が言っていたとおり、スケジュールありきが決まり、2020年施行だそうだ。来年の2019年は、そこに…
・亀田俊和氏の勤務先への抗議などは、絶対にやめて下さい。宜しくお願い致します。 ・初めて当エントリーを読まれる方は、亀田俊和 - Wikipediaの他、以下の「呉座勇一事件(呉座騒動)」に関する記事などの、ご一読をお勧め致します。 kensyoiinkai.hatenablog.com kensyoiinkai.hatenablog.com kensyoiinkai.hatenablog.com kensyoiinkai.hatenablog.com www.asahi.com www.asahi.com www.dailyshincho.jp bunshun.jp bunshun.jp g…
【連続投稿913日目】 「それでも日本人は戦争を選んだ」(加藤陽子著 新潮文庫 2016年) https://www.amazon.co.jp/%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%81%A7%E3%82%82%E3%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AF%E3%80%8C%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%80%8D%E3%82%92%E9%81%B8%E3%82%93%E3%81%A0-%E5%8A%A0%E8%97%A4-%E9%99%BD%E5%AD%90/dp/4255004854 東大教授の加藤陽子さんが、栄光学園の生徒に日…
【連続投稿911日目】 大学受験は日本史を選択しました。明治時代以降の近現代史、もっと言えば戦後以降70年代くらいまでの歴史が好きだったのが理由です。20年以上前、当時の日本史は、戦後史の取り扱いは少なくせいぜい池田勇人の所得倍増計画くらいまでしか出ませんでした。 今の受験事情はわかりませんが、センター試験を見ているといまだに日本史、世界史と分かれているようですね。 社会人になって、つくづく思うのは、日本史や世界史という歴史は存在しないということです。あくまでも歴史はひとつ。世界の動き抜きに、日本で起きていることを語れるわけではありません。 1543年鉄砲伝来、1549年キリスト教伝来、だけを…
朝、可燃ゴミを出しに外に出たら、雨は止んでいた。山鳩が鳴いている。 ふと、今日は、父親が病院に行く日だったことを思い出した。施設では父親との面会がままならないが、病院では落ちあえるので、楽しみにはしていた。 家のカレンダーには、あれこれ今後の予定が書いてあるが、そういうのを見るたびに、「本当は今日は……する日だった」と思い起こすことになるのかと、ちょっとしんみりしてしまった。葬儀まではまだ少し間がある。 朝日新聞デジタル8月15日付記事に、長谷部恭男さん(憲法 早稲田大教授)、杉田敦さん(政治理論 法政大教授)、加藤陽子さん(日本近現代史 東京大教授)の鼎談があり、興味深く読んだ。 加藤さんは…
今日は終戦の日です。 「どうして日本はあのような無謀な戦争を始めたのだろう」と考えたことはありませんか? 軍部が権力を握って暴走したから誰も止められなかった…。 しかし、本当にそうでしょうか? 多くの国民は戦争に「賛成」していました。 軍部だけに責任を押しつけるのは正しくないと思います。 この本の著者は東京大学で日本近現代史を教えている先生です。 若い世代に近現代史を学んでほしいという願いからこの本が生まれました。 これは、中高生を対象とした講義の記録をまとめた本です。 生徒たちに、「もし自分が作戦計画の責任者だったら」「満州移民として送り出される立場であったら」と考えさせます。また、日本から…
「寄り添う」――近くで人を支える、物心両面で。「患者に寄り添う」「困っている人に寄り添う」…など、本来は「詩的」で、優しい言葉だと思う。 しかし、同じ人が同じような場面で二度も三度も口にするとだんだん優しさが剥がれていく。使う人が増えればますます陳腐化する。そうやって使い回されて劣化していった言葉や表現は他にも多いだろう。 政府も「国民に寄り添う」「沖縄に寄り添う」…などと頻繁にこの言葉を使う。小泉政権や民主党政権時代にはあまり耳にした記憶がないので、2000年代までは「政府用語」ではなかったと思う。とすれば、ここ10年くらいのことになるが、いつ、何をきかっけに政府がこの言葉を使い始めたのか、…
日本学術会議任命拒否を受けた加藤陽子教授の著書である『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』を読んだ この本は、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、満州事変・日中戦争、太平洋戦争という日本が近現代史で戦ってきた戦争の歴史を通して、高校生に行った日本近現代史の歴史の授業をまとめたものである。この授業の内容は単に時系列的に歴史を学ぶのではなく、加藤先生の深い知識を基にその時の国際環境、国内状況、国力比較、国際的力関係、友好関係、思想的対立、当時の様々な意見など多角的に要素を組み合わせながら授業を展開し、また生徒さんには、自分が当時の作戦計画の立案者としたらどう考えるか、当時の国民に立って反対か賛成か…
本日は枚方3コマ。朝のゴミ出し時に小雨で午後から止む予報なっだので自転車で駅まで出かけたが、行きは結構な本降り、帰りも駅に着いた途端に降り出すという、相変わらずついていない日常。そんななか、某非常勤先で1750円の資料購入費が支給されるということで、生協で値段から見つくろった表題書を読了。原著は2011年刊、終章でポツダム宣言受諾後に触れるのみ、購入した文庫版は2018年刊で、補章として「象徴天皇の昭和・平成」が加わる。すなわち昭和天皇が「独立した個人」たる政治的人間として、戦争にどのように向き合ってきたかを描いたもの。決断すべき諸事象について、多面的な状況を描きだした上で、そこに天皇本人の意…
癸卯年四月初七。気温摂氏9.7/22.7度。晴。 澤瀉屋、ジャニーズの騒動に加へ、またキシダのバカ息子のお騒がせもあり『週刊文春』が話題豊富で『週刊新潮』もどんなものかとかなり久々に両誌購入で紙面を眺める。すでにネットで先行発表のネタなので驚きもなし。『文春』で阿川佐和子さんの対談のお相手が馬場あき子先生で面白く読む。同誌の書評欄で加藤陽子先生(東京大学、日本現代史)が平山周吉『小津安二郎』紹介されてゐたがポイントはやはりアタシと同じところ。山中監督へのオマージュ。澤瀉屋記事でも『新潮』の表現がリテラシー感あるのが興味深かつた。 荒木経惟の写真集『東京物語』(平凡社、1989年)を眺める。平山…
『機界戦隊ゼンカイジャー THE MOVIE 赤い戦い!オール戦隊大集会!!』 ~来たるTV新番組への誘導もバッチリなシリーズ45作記念の快作映画! 『魔進戦隊キラメイジャー』総括 ~「仲間」を賞揚しつつも「孤高」「変わらないこと」をも肯定! 拙ブログ・トップページ(最新10記事) 拙ブログ・全記事見出し一覧 スーパー戦隊シリーズ評 ~全記事見出し一覧 スーパー戦隊シリーズ映画評 ~全記事見出し一覧 映画『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』(23年)が公開記念! とカコつけて……。『機界戦隊ゼンカイジャー』(21年)評をアップ! 『機界戦隊ゼンカイジャー』論 ~『ゼンカイジャー』を通…
・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 日本民族日本人は、戦争を覚悟した避戦平和であって、戦う事を放棄した反戦平和ではなかった。 ・ ・ ・ 昭和天皇と東条英機ら政府と軍部は、戦争を覚悟しながら、戦争を避けるべく外交交渉を行っていた。 フランクリン・ルーズヴェルトと政府と軍部は、ドイツ戦に参戦する為に戦争準備を進めながら軍国日本を戦争へと追い詰めた。 ・ ・ ・ 2021年12月9日 MicrosoftStartニュース Wedge ONLINE「昭和天皇の「声」で迫る日中戦争と太平洋戦争 天皇はいったい何を見て、何を判…
早くも今年も3分の1が過ぎようとしています。 相も変わらず、ウンザリしながら出勤する毎日ですが、GWで何とか一息つくことができます。健康で仕事があるだけありがたいですが、それでも早く定年になりたい(泣)。 引越してから約1か月が経ち、新しい家にも多少は慣れてきました。まだ部屋の移動でまごついたり、電気のスイッチを押し間違えたりはしますが、どこに何があるかは判るようになってきました。 今回は15年ぶりのマンション住まいですが、戸建てと比べると、とにかく温かい(笑)。リフォームで二重窓にしたのが効いているのか判りませんが、既存の窓枠の内側に設置する、たった数時間の工事でつけた内窓で家全体の温度が2…
カタログハウスの『通販生活』では体に害の少ない、環境に負担をかけない、と思われる質の良い製品が扱われています。 眺めているだけでも心地よい商品魅力もさることながら、堂々と主張する政治的内容(反原発、憲法9条の固持、反基地など)におおいに共感して購読しています。(一冊350円) *** 先日届いた《2023 夏号》の緊急特集記事は、12人の女性の声でした。 上野千鶴子/上原公子/落合恵子/加藤陽子/斎藤美奈子/澤地久枝/田中優子/中島京子/浜矩子/三上智恵/安田菜津紀/山本章子 そうそうたるひとたちが真正面から「敵基地攻撃能力の保有」に反対の主張です。 ・・・・・ ☆“敵基地攻撃能力は抑止力”と…
恵那市大井町鴨田 20230420Thursday 7:00起床。家内OFF.。洗濯。晴れ。今朝は4:55手洗い。インターバル6Hr. 8:20PCBLOG。 8:45散歩。北CW。北関戸、大林、安原、観音寺、鴨田、甚平坂、関戸、北関戸。 大林手前の伊藤農場付近で、いつも遭う散歩夫妻に追いつく。 彼らは付近のワラビを採っていた。 鴨田の濁川左岸で田圃にレンゲが咲いていた。今朝の収穫。 甚平坂、御嶽遥拝。雪の残りが減ってきた。 9:40帰宅。お茶ドーナツ。 10:10買い物に出る。家内車で。 MILK,マヨ、アルミホイル、お好みソース、パン、胸肉、カツ用肉5枚、ホウレンソウ、 小松菜、バナナ。 …
🔲今朝のJアラートも延々と・・・ 想田和弘 @KazuhiroSoda · 12分 どこに落ちるかわからぬミサイル落下を警告するJアラートが、一体何の役に立つのか。冷静になって、よく考えよう。結局、「日本は狙われている」という意識を日本人に植え付け、怖がらせること以外には、何の役にも立たない。つまりJアラートは人々のためではなく、政府のためのもの。無視に限る。 ◎昨日はヨーガの後、降り出した雨の中、二台の車に分乗して三田屋(さんだや)へ向かいました。豊中の三田屋って、な~んだ、母の入所している桃山台の施設のすぐ近くにあるお店でした。三田屋が開業し出した頃、石橋の三田屋に行ったことがありますが、…
◎雨も上がって、ひんやりした朝日を浴びるリラ(ライラック)の花 ◎先週の木曜日の午後3時ごろ、私設の母を訪ねました。丁度おやつの時間でしたので、食堂で出会って、部屋へ行くことに。母は、自分が勝手に部屋へ戻っているのを気にしてスタッフさんにちょっと話してくると出ていきました。母らしい気遣いです。忙しい時間帯だったらしく、それからも、おやつを差し入れて下さる方や血圧を測りに来てくださる方や珍しく何人もの出入りがあり、その時々に母は私たちに「お世話になってるのよ」と紹介したり、お礼を言ったりで忙しそう。アレコレ愚痴をこぼしていた3月の母がよほど辛かったのだということがよくわかりました。今回は、早々と…
令和5年4月6日 <4月6日> 「#新しい友達 笑顔見られた。 @バフムート撤退 可能性言及。 @プーチン氏、米欧糾弾。 *戦前3文書から考える 歴史学者 加藤陽子さん。」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 新しい友達 笑顔見られた。新型コロナウイルス対策のマスク着用を求めない文部科学省の新指針を受け、各地の小中学校は4年ぶりに「マスクなし」の新年度を迎えている。6日も多くの学校で始業式があり、素顔で過ごす学校生活への期待の声も聞かれた。ただ、3年間に及ぶコロナ禍での生活…
というのも、この間のエレファントカシマシでの出演以降も、「何かサプライズで出演やコメント出演あるんじゃないか」と思って、HDDレコーダーで毎日録画してたんですよ。そうしたらサプライズどころか最後の最後、大トリ(?)で出演となりました。『“ほぼ毎日”LIVE フェス』ラストWEEK!27日(月)…#和田アキ子29日(水)…#大黒摩季30日(木)…#清塚信也31日(金)…#東京スカパラダイスオーケストラ/#宮本浩次@wadasoul2015 @m_ohguro @ShinyaKiyozuka @tokyoskaj @miyamoto_hiroji @elekashi_ofcl #スッキリ pic.…
佐伯の性向の特徴 毎日新聞2021年4月10日(土)朝刊の書評欄「今週の本棚」の一コーナー「なつかしい一冊」は、佐伯一麦によるギッシング『ヘンリ・ライクロフトの私記』(平井正穂訳、岩波文庫、1961年)の紹介が掲載されています。 平井正穂といえば、私はデフォー『ロビンソン・クルーソー』の訳者として覚えていましたが、他にも本作をはじめいろんな英文学を訳しています。 さて、佐伯は、コロナ禍の巣ごもりで読みたい気にさせる本といえば、まっさきにこの『ヘンリ・ライクロフトの私記』が思い浮かぶ、と書いています。 佐伯が本書を初めて読んだのは中学生の頃で、中西新太郎訳の新潮文庫を手に取ったとのこと。部活のバ…
www.youtube.com Everything But The Girl - Run A Red LightFuseエヴリシング・バット・ザ・ガールポップ シン 母親が次は「シン・ドラえもん」だなと言ってた。 「シン・アンパンマン」とかないか。 通院ばかり。 ついに便秘に改善の兆しが!!! 本日は心療内科へ。 待合室で一時間半も待ってたら気が滅入った。 聴いてたのとか Manic Street Preachers / Sziget Festival - 15/08/2014 アヌアル・ブラヒム / The Astounding Eyes of Rita ブラッド・メルドー / Your …
通販生活のウエブサイトで「自分が攻められない限り攻撃しない──戦後77年間守り続けてきた『専守防衛』の国是を本当に捨てるつもりですか?私は敵基地攻撃能力の保有に反対です」というタイトルで、女性識者12人の声が掲載されていた。 上原公子さん(元国立市長)こちらが武器を増やせばあちらも増やし、いたちごっこになるだけです。日本が「米国の盾」になるために岸田首相は5年間で国防費を倍増させると言うが、その原資はもちろん我々の血税。加えて介護保険利用料の値上げや健康保険の負担増など、「金のかかる年寄りや弱い者は早く死ね」とばかりの絞り取り様だ。一方で岸田政権は「異次元の少子化対策」を掲げているが、保育士の…
僕のヒーローアカデミア 10 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:堀越耕平 集英社 Amazon 2月12日の視聴 ・『100分de名著 100分deフェミニズム』 →割と上間陽子さんだけ尖ってないイメージ。 →第二波のウーマンリブの“始まり”くらいまでは、まだ彼女らが「社会での責任を持つ」覚悟もちらほら見えるのよね。でも、第三波のガールパワーあたりから、単に「後出しで被害者面していい」ことが公になり、第四波の今(2010年代後半〜)「男性を明らかに貶める言動」に衒いが無くなってきている。放っておけるわけがない。 →【第1章 フェミニズムがうまれる〜因習打破!】加藤陽子のオススメは『伊…