「言志四録」(三) 言志晩録佐藤一斎川上正光全訳注講談社学術文庫1980年5月10日 第一刷発行 土曜日なので、、、、今日は、「言志四録」から。 6 心は平なるを要す 心は、平なるを要す。平らなれば則ち定る。気は易なるを要す。易なれば則ち直し。 訳文外界がどうであっても心は常に平安であることが肝要である。心が平安であれば、自ずと心は安定する。同様に気は安らかであることが肝要である。気が安らかであれば、何事もまっすぐに行うことができる。 語義易:この場合は、やすし、やわらぐ。 付記 同じような意味の言葉として、心平らかなれば、寿(いのちなが)し。 (白楽天) 長寿者は心が安らかな人が多い。 心和…