「中国、明代の処世哲学書。二巻。洪応明(こうおうめい、字は自誠)著。万暦年間(1573-1619)成立。儒教思想を中心にし、仏教・道教思想も加味した約三六〇条の処世訓。江戸時代に伝来し、日本で広く愛読された。菜根談」 (『大辞林』 第二版)
「中国の雑学書。二巻。明の洪応明著。成立年未詳。警句ふうの短文三五七条からなる語録で、仕官中の保身の術や退官後の山林閑居の楽しみを、儒教・仏教・道教の思想をまじえた立場で述べたもの。中国より日本で愛好された」(『大辞泉』)
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春風煦育 今回は春風煦育(はるかぜあたたかくいくす)です。 あけましておめでとうございます。 この形式めっちゃ久しぶりだね。どういう言葉なの? 念頭寛厚的、如春風煦育 万物遭之而生 いつも心が穏やかで優しい人はさわやかな春風のように万物を育む。という「菜根譚」のことばです。 新春にふさわしい言葉だね、そういう優しい気持ちで一年を過ごしたいね。 とは言え、この言葉には続きがあって、念頭忌刻的 如朔雪陰凝 万物遭之而死 いつも心が人の能力や努力を妬み、つらく当たる人は雪のようにように凍えさせ万物を絶えさせる。と続きます。 ま、まあ、とにかく、人に優しくした方が良いってことだね。 自分に厳しい人はま…
1.組織とはトップ次第 現在、兵庫県知事のパワハラ問題がニュースでクローズアップされている。法務コンプライアンス部門のマネジャーである私も社内のハラスメント問題に対処することがあり、この問題には非常に関心を抱いている。 www.youtube.com 職員に対する緊急アンケートを行った結果、知事の以下のような問題行動が判明している。 部下に文房具をなげつける 20メートル以上を歩かせると激怒する イベントや視察に行くときは鏡つきの個室が必要 車のドアは職員が開ける 公用車で後部座席から運転席を蹴る 着替えのシャツはしわになるので、カバンに入れずに職員に持たせる 出張先で靴ベラがないと激高する …
★この記事を読むと、中国明代末期の中国古典の一つ『菜根譚』を読みたくなります。 ★詳細はこちら→『菜根譚 - Wikipedia』 ★詳細はこちら→『洪自誠 - Wikipedia』 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)};c.getElementById(a)||(d=c.…
「言志四録」(三) 言志晩録佐藤一斎川上正光全訳注講談社学術文庫1980年5月10日 第一刷発行 土曜日なので、、、、今日は、「言志四録」から。 6 心は平なるを要す 心は、平なるを要す。平らなれば則ち定る。気は易なるを要す。易なれば則ち直し。 訳文外界がどうであっても心は常に平安であることが肝要である。心が平安であれば、自ずと心は安定する。同様に気は安らかであることが肝要である。気が安らかであれば、何事もまっすぐに行うことができる。 語義易:この場合は、やすし、やわらぐ。 付記 同じような意味の言葉として、心平らかなれば、寿(いのちなが)し。 (白楽天) 長寿者は心が安らかな人が多い。 心和…
短文なので、ツイートを読む感覚で気軽に読むことができる。読書が苦手な人にもオススメできる一冊。 pic.twitter.com/JGJG3Z3orG— ヨノギ@ベーシックインカムとMMTとビットコインについて考える配達員🐸📕 (@yonogishiki) 2023年1月14日 <内容紹介文> 『菜根譚は、洪自誠による随筆集で中国古典の一つ。 前集222条、後集135条からなる中国明代末期のものであり、主として前集は人の交わりを説き、後集では自然と閑居の楽しみを説いた書物である。別名「処世修養篇」』 [現代語抄訳]菜根譚 外出時のちょっとした時間に本を開いて読むのがおすすめ。 電車を待っている時…
『まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ』へようこそ。 ライフコーチ、会社員、Kindle作家と三足のわらじを履いている小泉健一と申します。 このブログではライフコーチの観点から心が楽になる考え方やビジネスに役立つ情報、またオススメの本や映画の紹介など幅広くいろんなことを書いています。 このブログを通して知らなかったコトやモノに出会え、新たな世界が開けるかも?! 本記事はオススメ本の紹介です。 僕は読書が大好きで、年間100冊ほど、ビジネス書や歴史書、哲学、文学、小説など雑食で読んでいます。 今回紹介する本はコチラ! 菜根譚 posted with ヨメレバ 今井 宇三郎 岩波書店 1975年01…
知足者仙境足るを知る者には仙境にして、足るを知らざる者には凡境なり。 Instagramのジュエリーアカウントさん達がウィッシュリストをUPされる季節がやって参りました…! 私もウィッシュリストを公開しましょうかね♡今年は何よりもまず、何年も何年も何年も夢見てきたルースを…。今後30年は愛でられるような、そんなルースとご縁があれば…! まずはウィッシュリスト一つ目。 大粒のダイヤモンドルースです^^ ラウンドブリリアントカットの2ctを手に入れた暁にはラウンドダイヤの旅は終わりだと思っております。 ジュエリーとしては何にするかと言うと、左手薬指のソリテール…! ラウンドブリリアントカットのダイ…
守屋洋著「世界最高の処世術 菜根譚」(SBクリエイティブ 2015年)には、次のような処世術が記されています。 進むときには退くことを考えておけ、始めるときにはやめることを頭に入れておけ 前に進む一辺倒では良くないようです。 会社の経営においても、規模を大きくするだけでは配慮が足りないでしょう。 小宮一慶著「社長の心得」(ティスカヴァー 2014年)によると、良い会社の要件の一つとして 会社は「小さくなる能力」を持たなければならない。 と述べられています。 神田昌典著「60分間・企業ダントツ化プロジェクト」(ダイヤモンド社 2002年)において、事業経営に関して、 事業寿命が短い断絶の時代では…
エレベーターで他人と同乗した時、僕は基本的に「どうぞ」と譲ることにしています。 「ありがとうございます」と言ってエレベーターを出る方。会釈をして出る方。何もあいさつをせず出る方。人、様々です。 中には、「いいえ、お先にどうぞ」と、逆に僕に譲ってくださる方もいます。このような場合、僕は「ありがとうございます」と言って、先にエレベーターを出ることにしています。 守屋洋著「世界最高の処世術 菜根譚」(SBクリエイティブ 2015年)に、「一歩譲る心を持つ」という処世術があります。 狭い小道を行くときは、一歩さがって人に道を譲ってやる。おいしいものを食べるときは、三分をさいて人にも食べさせてやる。こん…
出口治明さんは、「人生は運と適応」だと述べています(「最後の講義 完全版」(主婦の友社 2021年)。 人間が動物である以上、生き残るために必要なのは「強さ」や「賢さ」や「大きさ」ではなく、「運」と「適応」がすべてなのです。適切なときに、適切な場所にいるという「運」を生かしながら、その運に対応できたものだけが生き残っていけるのです。それがダーウィン以来の自然淘汰説の真髄です。僕は人生をそのように考えています。 では、チャンスが到来した時のために、どういう備えをしておけば良いのでしょうか。 守屋洋著「世界最高の処世術 菜根譚」(SBクリエイティブ 2015年)によれば、「たゆまぬ努力で機が熟すの…