真の古典の魅力は、作者が紡いだ原文の中にこそ息づいています。「古文で読みたい徒然草シリーズ」で、現代語と古文を併読することで、古の言葉が今なお放つ光を確かめてください。 💭ポイント 双六の名人は「勝つ」ためでなく「負けない」ために打つという。最悪の手を常に避けるという必勝法は、自己の修養や国家の統治にも通じる、普遍的な教えである。 『徒然草絵抄』(小泉吉永所蔵) 出典: 国書データベース 🌙現代語対訳 双六の名人と言われた人に、その方法を尋ねたところ、 双六すごろくの上手じょうずといひし人ひとに、その行てだてを問とひ侍はべりしかば、 「『勝とう』と思って打ってはいけません。 「『勝かたん』と打…