皮膚に発生する皮膚がん(皮膚悪性腫瘍)はいろいろな種類があるが、悪性黒色腫はその中のひとつで、最も悪性度が高いと言われている。
皮膚の色と関係するメラニン色素を産生する皮膚の細胞をメラノサイトと呼び、悪性黒色腫はこのメラノサイト、あるいは母斑細胞(ほくろの細胞)が悪性化した腫瘍と考えられ、単に黒色腫またはメラノーマと呼ばれることもある。
月曜に朝一で行ったのに、シャリテは改装中で、以前の皮膚科に行って待ち、夫がプライベートの健康保険に入っているとわかると、向かいの新築の建物に行ってくれと言われる。何と複雑なんだ。どこにもそんな掲示はなかったのに、ただ、ちょうど5月から6月にかけて引っ越し中だとホームページにも書いてあった。急患は10時までに受け付けないといけないが、まず近所の皮膚科医院に行って診断書を取り、大学病院の皮膚科に行ってから旧受付で待たされ、新築建物に来たのはもう9時半を回っていた。今日は無理と断られてしまった。粘ったのだが、明日来てくれれば、名前を控えておくから必ず診てもらえますと言われ、次の朝出直した。 次の日、…
2024年6月7日の金曜日、仕事前に健康診断に行った夫は夜帰宅した。大したことはないだろうと、さほど心配もせずにどうだった?と訊くと、夫は「それがね、変な黒子があるようで、これは怪しいのですぐに皮膚科に行くように言われたよ。メラノーマかもしれないって。血種かもしれないが確認してもらえって。」 それを聞いて、私は血の気が引いた。これこそ、私がその日のその夜まで忘れていた黒子だったのだ。ハンブルクで見た、あの不気味な黒い塊。内科の先生は、写真を撮って夫に見せたそうで、それを見た夫はかなりショックを受けたようだ。私の心に、あの1センチもあろうかと思われる黒子が甦ってくる。こげ茶色をしており、赤毛でそ…
みなさんこんばんは🌃 今朝は高松におりまして そこから移動し勉強会に参加して帰りました。 復習しようと思っていたのですが 下記スライドを作成して遅くなったので寝ます・・・ また、日中は暖かい日が多くなってきました。 メラノーマは悪性ですが、後二者は悪性化の可能性は低いです。 dysplastic nevusと呼ばれるほくろの一部では慎重に経過を見る必要がありますが・ ダーモスコピーで特徴的な所見がみられますがこれは習熟していないと簡単ではありません ほくろはよいホクロのことが多い レーザー直後はちょっとグロいかも? 赤みは3-6か月持続します。早く薄くしたければハイドロキノンを処方します ほく…
みなさまおはようございます。 昨日は聖マリアンナ医大教授の 門野岳史先生がはるばる広島においでで 悪性黒色腫の臨床診断と最新の治療についてご講義頂きましたので 自分用に復習を兼ねて書いていきます。 前半は一般の方向け、後半は専門家向けです。 門野教授は東京大学の理科3類という日本の医学部の最高峰のご出身で おそらく皮膚科では比較的珍しい皮膚外科学に精通された教授のお一人です。 虎の門病院にもいらしたことがあり、 ずうずうしく書かせてもらえれば私の兄弟子にあたる方です💦 虎の門病院は当時、大原國章部長という 悪性黒色腫やPaget病に関しては当時日本で最も多くの症例を手術されていた いわゆる〝神…
以前以下の記事で母の癌について少しふれていた。 tomo1961.hateblo.jp 先に結論から書くと、母の癌は無事に切除できて、残ったがん細胞の残渣のようなものも、術後の陽子線治療によって全て無くなった。 本当に良かった。 但し、この「鼻腔内悪性黒色腫」という癌は、高齢者でも進行が早く厄介な癌なのだそうで、先生に再発の可能性はどの程度でしょうか?と訪ねたのだが、ケロッとした表情で... ”再発はします” と言われた。 まぁ母は先日米寿を迎えている程の歳だから、再発が先か寿命が先かという感じではあるから、医者も割と”軽く”言っちゃうのかもしれないな。 この癌について詳しく知りたい方は「鼻腔…
Umeda Y, et al. Eur J Cancer. 2021. PMID: 34563991 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov ・粘膜部悪性黒色腫に対し免疫チェックポイント阻害剤による治療が行われた患者において、放射線治療が有効性を改善するかを評価した。・免疫チェックポイント阻害剤のみで治療された患者と比較して、免疫チェックポイント阻害剤+放射線治療の併用が行われた患者の無増悪生存や全生存の改善効果は認められなかった。・免疫チェックポイント阻害剤に放射線治療を併用することにより、局所制御や症状の緩和効果はあるかもしれないが、生存期間の延長効果はない様子。 ・粘膜部悪性黒色…
Minniti G, et al. J Immunother Cancer. 2019. PMID: 30975225https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30975225/ ・悪性黒色腫(メラノーマ)脳転移に対する定位放射線治療/定位手術的照射とニボルマブ/イピリムマブ併用・後ろ向き研究、イタリア <目的>・悪性黒色腫(メラノーマ)脳転移に対する定位手術的照射とイピリムマブ/ニボルマブ同時併用の有効性と安全性を調査すること。・対象と方法:イピリムマブ/ニボルマブと定位手術的照射の同時併用が行われた80例、脳転移326病変を後ろ向きに同定し評価を行った。・定位手術的照…
Martins F, et al. J Neurooncol. 2020. PMID: 31836957https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31836957/ ・悪性黒色腫(メラノーマ)脳転移に対する定位放射線治療/定位手術的照射(SRS, stereotactic radiosurgery)・免疫チェックポイント阻害剤や分子標的薬との併用・後ろ向き研究 <背景>・これまでに悪性黒色腫(メラノーマ)脳転移に対する定位放射線治療/定位手術的照射と免疫療法や分子標的薬の同時併用による相乗効果に関するエビデンスの報告が増加してきている。・定位放射線治療/定位手術的照射の前…
Dalmasso C, et al. Cancers (Basel). 2021. PMID: 34503304https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34503304/ ・悪性黒色腫(メラノーマ)脳転移 免疫療法およびBRAF阻害剤治療例における脳転移に対する局所療法・遠隔転移を有する悪性黒色腫(メラノーマ)では脳転移を発生するリスクが高い・頭蓋内の病変制御は生存性の予後因子ではあるものの、最近の新たな免疫療法やBRAF阻害剤治療施行例における、頭蓋内病変に対する局所治療(手術 および/あるいは 放射線治療)の予後への影響は依然不明です。 <目的>・免疫チェックポイン…
2019年10月20日! ぼー退院しました!! 手術前は順調にいって4泊5日入院の予定だったのに 驚異的な回復力を見せつけ、2泊3日で無事退院となりました! 頑張ったー♡ すごいー!! 今回取ったブツは再度病理検査に出し ねこそぎ取れたかの確認をするそう。 まだなんとも言えないけど、今のところ転移は見られないので ステージでいうと1とからしい。 2週間後に抜糸をします。 抜糸は地元の病院で。 その頃には検査結果も出ているでしょうから 今後の治療方針なども話せるでしょう、とのことでした。 それまでは特に何もせず (薬が飲めないぼーは抗生物質は注射してもらっています) ただただねぎらってあげてくだ…