日本における文字と言葉の成立過程を記す。・古墳時代以前・4世紀以降・7世紀半ば~・8世紀:古事記、日本書紀・9世紀初め(平安時代)※一部通説でない情報を含む。■古墳時代以前倭において「やまと言葉」が話されていたと考えられる。しかし全国統一的な言葉ではなかった。文字もはまだ成立していない段階と推測される。 ■4世紀以降漢字が日本に入ってくる。例えば、57年m中国の漢から倭の奴国王が金印を授かる。これに漢字が彫られている。また卑弥呼が魏に遣いを送った239年頃では何らか文字も使ったであろうか。上表文が確実に残るのは倭の五王、武の遣使、5世紀から。ただそれらは特殊な役割の人物に限られる。本格的には王…