6月6日。この日は千年以上前に鑑真先生が静かにその生涯を終えた日です。命日の前後3日間だけ、『鑑真和上坐像』に出会うことができます。この特別な3日間の存在を知ったその瞬間にカレンダーに予定を入れ、前日である6月5日(2026年は金曜日)に奈良・唐招提寺に向かいました。 世界遺産・唐招提寺 鑑真とは 年に3日間だけ会いに行くことが可能な鑑真先生は、唐ではすでに高い地位にありながら、日本の若き僧たちの願いを受けて、当時まだ制度が整わない日本に“本物の戒”を伝えるため来日しました。 戒とは、僧が僧として生きるための規範です。単なる禁止事項ではなく、どう生きるかを定めた約束事であり、正式に授戒を受けて…