政教分離よりも地域のふれあいを大切にする我が町内会は、お祭りの翌日に町内会長が砂糖菓子やお茶を配ることになっている。 砂糖と寒梅粉を固めた打ち菓子、それに梅干しを粉末にしたような桜湯のようなインスタントの謎茶、その2種類が定番である。 僕はこの砂糖菓子がわりと好きで楽しみにしているのだが、一般には歓迎されない。今どき、単に甘いだけの熱量の塊なんて子供だって食べない。喜ぶのは甘党中年だけ。 もちろん、これはありがたい縁起物である。秋のお祭りで神主がシントーのパワーを注ぎ込んでくださったものだ。食べれば奇稲田姫だか大国主命のエネルギーを得ることができるはず。でも、やはり砂糖菓子とインスタント・ティ…