自志 拳の道は大きく、民族精神の需要を反映し、国の学術であり、人生哲学の基礎であり、社会教育の根幹である。その使命は人の心を修正し、感情をさらけ出し、生理を改造し、優れた能力を発揮させることである。これを用いるものは賢くなり、身体は健やかになり、国や村がよくなる。ゆえに専ら技撃に偏るものではなく、もしその使命を完遂することができて初めて拳ということができ、そうでなければ正しいものではない。異なる拳を学ぶことは鴆の毒を飲むようなものであり、その害はいい尽くすことができない。かねてより人に尽くそうとしていた私は見るだけで心が痛み、黙って見ていることができなくなった。私は四十年余りの修拳を通じて、学…