八郎潟の水門開放(秋田世豪、2007年) 雪解け水で水質浄化 秋田の八郎潟調整池(八郎湖)では21世紀になってから、アオコの大量発生など水質悪化の問題がクローズアップされるようになりました。これを受けて2007年、それまで農業用途以外には開放できなかった防潮水門を開けて、汚濁した湖水を海に放流、河川から雪解け水を取り入れる試みが始まりました。 秋田県が初の試み 2007年度には湖沼水質保全特措法の「指定湖沼」に指定され、汚濁の主要因である水田からの排水に対し、規制を強化できるようになりました。秋田県はこれを機に、浄化能力があるヨシの群生地に湖水を流し込む取り組みもスタートさせ、八郎湖の浄化対策…