推手で勁力をやり取りするとは、気をやり取りする事だ。気とは気持ち良さの事だ。推手では飛ばした人も飛ばされた人も気持ちが良いはずだ。套路も、推手も、站椿功も、気持ち良さを味わえない様なら正しくない。 太極拳が有るレベルに達した人は、手の位置や足の位置や姿勢が正しいかどうかを、他人に聞くべきではない。自分の身体と対話しながら、気持ちの良い姿勢を求めていけば良い。 唯一、他の人に助けて貰えるのは、推手の応用で、推し引きしてもらう事だ。姿勢が正しければ、他の人が推し引きしても、自分の足裏は地面と繋がっていて、筋肉に無駄な緊張が起こらず、気持ち良く対応出来るはずだ。 先日、先生から、このような趣旨のお話…