Tai ji quan (英語ではtai chi) 中国武術の一種。形意拳・八卦掌とともに三宗内家拳に含まれ、少林拳と並んで中国武術二大流派に数えられる。 道教の思想を強く反映しており、(格闘技や健康法としてだけではなく)哲学的な深みも有している。世界中に修行者や愛好家が存在。 現在は陳式・楊式・呉式・孫式などの太極拳があり、更に簡化太極拳・総合太極拳など、多岐の種類に別れている。 以下はその内で代表的なものの説明。
太極拳の教室で、推手を練習中に「套路をする時の注意点は、推手でも守るべき注意点です。これを疎かにすると、推手が上手く出来ませんよ」と、先生からお話しがありました。 24式太極拳の套路練習では「勁が足裏から腰を経て手に伝わっていくと言うイメージを持ちながら動く様に」とか「風船が四方八方に膨らんでいく様に、丹田からの広がりが手足に伝わるイメージで動く様に」と注意されたはずです。 でも、推手をする時には、その事をすっかり忘れ、手が先行して動いていませんか。塔手を組んで最初の掤をする時、肘を伸ばす事で相手を推そうとしては、駄目ですよ。丹田からの広がりが手足に伝わるイメージで身体から動き始めて、手はその…
最近、教室で34式扇を習う機会が増えてきたが、まだ十分に覚えきれてない。 套路順番を書いたA4X1の資料を頂いたので、それを見ながら少しづつ覚えようと努力中である。資料にある難しい套路名称について調べた事を、備忘録として下記して置こうと思う。 【足のさばき方】 歇歩(シェーブー)=前足膝裏に後ろ足膝をクロスさせて後ろ足の踵に座り込む歩型。 歇=休む、休息する。 虚歩(シューブー)=後ろ足だけで体重を支え、前足が虚(体重0)の軽い状態の歩型。 虚=空虚である、空っぽである。 叉歩(ちゃーぶー)=両足を交差(交叉)して立つ歩型。 叉=フォーク状のもの、ペケ、ばってん、交わる。 落歩(ルオブー) =…
リップロールはリラックスしていて、かつ息の速度が一定でないと成功しないメニューですので、調子のバロメーターになります。 また、太極拳のように片足から片足にゆっくり体重移動させながら読んでいただきました。息の流れに乗せて、がんばらなくても淀みなくしゃべれる場所がつかめるかと思います。(♯∂)
息を使いきると自然に身体に息が入る感覚ができることを学びました。今までは、息が足りなくなるのではないかとの心配から、大袈裟に息を吸う癖がついていたことに気がつきました。 ドッグブレスでは、速いテンポでは難しいことに気がつきました。トレーニングをして、速いテンポでもできるようにします。 太極拳のように動きながらの発声と、動かずにする発声の違いを体感しました。動きながらの後で、動かずに発声の時は、重心が浮いてしまい不安な感覚がありました。 歌の練習で、息を吸うのが直前すぎるとご指摘いただきました。もう一拍前で吸ってから歌うと、フレーズ全体を落ち着いて出せる感覚がありました。 歌のフレーズの終わりで…
もうすぐ県大会が有る。自分は出ないが、知人が大勢出場する。一緒の教室で練習して来た人も出場するので、応援に行こうと思っている。 教室の先生から出場者へサゼッションが有り、私の太極拳にも当てはまる注意事項なので、下記しておく。 ①上下動作と目線の協調一致に”目力”ある決めポーズ昇段試験では動作が細切れになって居ても、一つ一つが正しければ良かった。大会では断勁はご法度で、ゴツゴツしない滑らかな動きをする中にも、決める所はちゃんと決めて居る事が求められる。その為には見せ場となる所は、上下動作と目線の協調一致は勿論だが、首筋を伸ばし目の奥からほとばしる目力で決めて欲しい。 ②済んだ動作は忘れ、次の動作…
太極拳も3段になると、身体の内側についての理解が求められる。 重心を足裏に降ろすとか、丹田と足裏をつなげるとか、ゆるめて繋いで広げるとか、の事を理解する必要があるのだが、先生のお手本/表演を見ても、先生の言葉による説明を聞いても、目に見えない内側の事なので簡単には理解できない。 身体の内側の感覚は、非常に複雑で、言葉では簡単に言い表せない領域のものだから「分かる様に説明してくれ」と要求しても無理がある。 「前の説明と違うのはおかしい」と言うのも、聞く側のスタンスが間違って居る。 先生の説明を聞いて、どれだけ理解出来るか/どれだけ得る事が出来るかは、説明を聞く側が、どれだけ想像力を働かせられるか…
もうすぐ太極拳の県大会がある。教室にも大会に参加する人が何人もいる。大会参加者の熱心な練習に対し、先生から下記の様な注意が有った。 観客や審査員にアピールしようと言う意識がぜんぜん足りません。大会での表演者は表現者なのです。自己満足の養生太極拳をしていても駄目です。定式の形とその経路が正しくても、心・意・気・勁 が上手に表現出来て居なければ、感動を与える事も出来ませんし、大会で良い評価もして貰えません。 如何にすれば 心・意・気・勁 を上手に表現できるのか。似顔絵と同じです。きっちりと特徴をとらえ、誇張/強調して簡略化/省略化した表現で、デフォルメすることも必要なのです。 目は心の窓です。心が…
県大会に出場する為に、練習に励んでいる人から「大会で良い成績を出す為には、自分の太極拳は、何処を直すべきか見て欲しい」と依頼され、幾つかアドバイスをした。 その中で一番強調したのは「膝が捩じれている事に気付かず、無理な姿勢で練習を続けては駄目だ」という事。 【捩じれが出やすいポイント】 ①野馬分鬃や摟膝拗歩で、后坐した後、碾歩する時、後ろ足の膝が、爪先方向からずれて内側に入っては駄目。身体に対して両方の胯を均等に広げる様にして碾歩する。後ろ足の膝は動かさない。むしろ外方向に張り出す意識をもって碾歩する。 ②虚歩で手を動かす時は、膝が捩じれない様に、特に注意する。 ㋑白鶴亮翅で手を広げた後、右手…
太極拳を20年以上やっているのに「弓腿/弓歩は難しいなぁ」とつくづく思う。 今日の教室では、地面からのエネルギーを、足裏から手に伝える(相手に伝える)時の注意点を教えていただいた。 ①弓腿(上歩から弓歩になる)時の後ろ足は押せる足になってますか? 押せる足を作る為には、上歩時の腰の位置が重要です。ジャンプする時と同じで、膝が下を向かない様に、腰を落とせば正しい腰の位置になります。その腰の位置で上歩できていれば、その膝を真直ぐに伸ばす事で、押すエネルギーが出て来ます。 ②弓腿時の前足は後ろ足からのエネルギーをちゃんと受け止めていますか? 体重が前足の爪先に乗ったり、膝が前に滑り出たり、大腿四頭筋…
今回3段に合格した人から「県大会に出場するので、太極拳のどこを重点的に練習したら良いかアドバイスして欲しい」と依頼され「無駄な動きを極力抑え、シンプルに動く事を意識した方が良いですよ」とアドバイスした。 具体的には、 ①手首から先が身体の動きと遊離して、ペラペラと動いている。身体に動かされた結果として動く手は良いが、手単独では動かさないと言う意識が必要だ。套路動作のあちこちで、手が無意識の内に単独で動いて、無駄な動きとなっているので、これを極力減らす様にした方が良い。 例えば、摟膝拗歩で碾歩した時の下の手。身体の向きが変わるのに同期して、手の平が下向きから上向きに変わるだけで良いのに、下の手が…