先日、4段位昇段審査会の為に、練習している人の動きを見て、最初に感じたのは、伸び伸びしていない。恐る恐る動いている。という事だった。最近の講習会では多くの受講者が、この様に縮こまった動きをしているとの事で、心配になった。 起勢から右攬雀尾までを、時間をかけて、ゆっくり動作するのは何の為なのか。内視が重要だからだ。自分の身体の内側に神経を巡らせて、放鬆を意識し、丹田を意識し、気の流れ=開合を意識する為だ。 内視が出来ないと、放鬆の度合いが浅くなって、丹田の意識も薄れ、身体/手/脚を一体化出来ないし、開合も意識出来ない。形に拘って手を置きに行く(空の手/空の腰の)太極拳しか出来なくなってしまう。 …