これまで何度も何度も、幸せで充実した気分を味わってきた飲酒を断つというのは、それなりに勇気がいりました。なぜかというと、断酒は幸せ時間との決別だからです。 仕事終わり、「あー、今日も一日頑張った。飲みたい飲みたい!」と冷蔵庫に早足で向かい、取り出したそばからビールや缶チューハイのフタでプシュッとやるとき、グラスに氷を2,3個カランと転がして焼酎やウィスキーをトボトボとつぎ、ロックを口に含んで濃いアルコールを感じ、そのまま胃の中がモワッとする気持ちよさ。酒は十分に僕を労ってくれましたね。そして、二杯、三杯、四杯・・・と飲み進めていくと、世の中の面倒なことすべてが許せる至高の気分に達し「あー、きょ…