気が付けば、まもなく還暦を迎えるわたしがいます。新入社員の頃は、60歳定年の努力義務化が会社に課せられていましたが、多くの先輩社員は50代で定年を迎えてました。あの頃みてた、あの人たちは、会社も人生もすべてを知り尽くしていて、いまさらやるべきことも無いような佇まいをしていたような記憶があります。しかし、わたしがいま還暦を迎えても、ちっとも人生を知り尽くした感覚はありません。これからの生き方についても確固たる自信もなく、「どう生きるべきか」という漠然とした不安があるのみです。同じような感覚の人は多いんだろうと思います。書店にいくと、どの年代にも「人生論」を説いた書籍がならんでます。人生100年時…