朝比奈秋氏のサンショウウオの四十九日を読んだ。NHKラジオ第一の高橋源一郎の飛ぶ教室に著者自身がゲスト出演していて、その時この小説も紹介されていた。設定があまりにも突飛だったので、興味を持って読んでみた。ページ数も150ページ無いぐらいの長さなので、芥川賞を目指いしていないのなら、短編集の一作として収録されていたのだろうと思う。この設定自体は本の紹介を見れば書いてあるが、ここに書いても問題ないかもしれないが、あえて書かない。私はわかっていて読みだしたので、その設定がどのような明かされるのだろう興味深く読み進めた。ページ数があまりないので、前半の3分の一ぐらいの所で、姉妹の秘密は明らかになる。そ…