直木賞作家・米澤穂信さんの青春ミステリ最新作、『栞と嘘の季節』。 あの人気シリーズ〈図書委員〉の続編で、前作『本と鍵の季節』からの登場人物が再び図書室に帰ってきたみたいで、それだけで胸がキュンとする。 図書室で見つけた“毒の栞”って…? 舞台は放課後の図書室。 返却本に挟まっていたのは、小さな押し花の栞だけど――その花は猛毒“トリカブト”だった。 そこから始まる、堀川と松倉の二人の調査。 「その栞は自分のものだ」と嘘をついて近づく瀬野という女子高生も加わって、謎はどんどん深まっていく。 シリーズ感と“図書委員”らしさが◎ 前作キャラが登場する安心感と親近感 図書委員の“本と鍵の季節”感が自然に…