図書館で手当たり次第に借りた新刊の中に 梶 よう子著‥‥‥‥‥「紺碧の海」 があった。渋い。 どんな内容なのかも、想像できないまま表紙を開く‥‥‥‥ 時代背景が、古かった。 明治の初期‥‥‥‥こんな時代に、こんな子供たちがいただろうなと‥‥‥‥ そこから始まる奇想天外な物語の展開は、眼を見張る。 こんな生き方を選んでいく人間は、10万人に一人いるか居ないかで、 そんな人物が、人や時代を動かして、新しい波を作ってきたんだろうなと! 本人は、本能の赴くままに動いているのだろうか? 大胆不敵にみえて、その根回しの繊細な動きすら、天性のものかもしれない。 家族になったら、居たたまれない。根こそぎ人生を…