森川智喜氏の動くはずのない死体を読んだ。これは短編ミステリーで、「幸せという小鳥たち、希望という鳴き声」、「フーダニット・リセプション 名探偵粍島桁郎、虫に食われる」、「動くはずのない死体」、「悪運が来りて笛を吹く」、「ロックトルーム・ブギーマン」の5編が収録されている。まず読んだのが、表題作の「動くはずのない死体」なのだが、「これはいかがなものか」という感想を持った。夫婦喧嘩のはずみで夫を殺してしまった妻が、ちょっと目を離したすきに、異変が起きた。そして、「なんであんたがここにいるの?」と妻がいい、タイトルがこれなので、死体が移動したと思うだろう。ネタバラシになるが、そういうストーリーではな…
~極悪探偵が大活躍?~森川智喜『スノーホワイト』講談社 スノーホワイト posted with ヨメレバ 森川 智喜 講談社 2014年11月15日頃 楽天ブックスで探す Amazonで探す hontoで探す ebookjapanで探す ↓前作はこちら。 ※こちらはミステリとして楽しむハードルがかなり高いです(私見)。ややもすれば、頭脳戦エンターテインメントだけのように感じてしまうかも。 キャットフード posted with ヨメレバ 森川 智喜 講談社 2013年09月14日頃 楽天ブックスで探す Amazonで探す hontoで探す ebookjapanで探す あらすじ 主要登場人物 特…
www.youtube.com あかりんチョイス 重力ピエロ(新潮文庫) 作者:伊坂幸太郎 新潮社 Amazon ミシン missin’ (小学館文庫) 作者:嶽本野ばら 小学館 Amazon 私の消滅 (文春文庫) 作者:文則, 中村 文藝春秋 Amazon たくみチョイス 白い衝動 (講談社文庫) 作者:呉勝浩 講談社 Amazon キャットフード (講談社文庫) 作者:森川智喜 講談社 Amazon 虚無回廊 作者:小松左京 徳間書店 Amazon
森川智喜さんのミステリ「キャットフード」を読みました。面白かった。お気に入り度Aランク。 どんな話かザックリ言うと、「人間を殺して缶詰にしたい化け猫4匹 VS 人間3人と行動を共にし、成り行きで3人を守ることにした化け猫1匹」の頭脳戦です。 えっ、化け猫? そうです、化け猫です。生きものにも無機物にも化けられます。 このあらすじだけで、だいぶ読者を選んでいる気はしますね……。 こんな方におすすめします:現実にはありえない不思議系の舞台設定で、ロジックを組み立てて解決への道を作るミステリが好きな方に、おすすめ。 こんな方にはおすすめしません:リアルなストーリーが好きな方、あれこれ理屈を考えたくな…