法廷占拠 爆弾2作者:呉 勝浩講談社Amazon ベストセラーの続編というのは難しいだろうに、 そのハードルを乗り越えた作品と言えるのではないか。 (飛び越えた、とまでは言わないけども) 前作の取調室での頭脳戦という面では、 今回の占拠犯Teamと交渉役Teamとの頭脳戦は、明らかに弱い。 法廷占拠というと、一見派手な設定にも思えなくもないけれど、 どうしても膠着状態が延々と続くだけになってしまう。 「爆弾」というシリーズ名称としても、今回はさほどな見せ場もなく、 サスペンス要素も、全般的に明らかに弱くなってる。 このままだったら、全面的にハードルを乗り越えられない作品に なりそうなものだった…