『音声障害のある人の声帯粘液凝集』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 喉頭内視鏡検査でよく観察される声帯粘液の凝集について、音声障害患者54人で調査。尚、患者は粘液凝集により咳払いを行うことがあるが、これは声帯粘膜に有害であると考えられている。 音声障害患者の100%に、はっきり視認できる声帯粘液凝集が見られた。ただし、音声障害の有無による粘液凝集の発生率の差は小さく、臨床的価値があるのは粘液凝集の存在それ自体ではなく、その大きさや重症度であると考えられる。 健常対照群と比較して、音声障害患者は粘液タイプ1〜3(後述)が有意に多く、粘液がより厚く、より重度の溜まり具合であり、粘液…