母が父を外食(焼肉)に誘った。私は具合が悪い父のため反対するも、母は外食(焼肉)一点張り。これほど頑なだったのにはワケがあったが、後にドヤ顔で明かされるや、全身が凍りついた。ついには父こそが焼肉を望んでいるのだ、と逆説得されて強行。運悪く店は大変な混み様で、一時間半も待った。いつ発作が起きるかわからない父に車の運転までさせていた。真冬の夜車中で待つ苦しそうな父をみていられず、母に何度も帰ろうと説得したが、ヒステリックに拒否された。やがて遅い食事が始まったものの、父は暑い店内で「寒い」と震えるほど弱っていて、ほとんど食べられなかった。父は会計を済ませると、今にも気を失いそうな様子で車を運転した。…